2006年04月14日 EU文化・スポーツ

2010年欧州文化首都:エッセン、ペーチ、イスタンブールを選出

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エッセン市のツォルフェライン炭坑・コークス製造所跡(Zeche und Kokerei Zollverein)。2001年にユネスコの世界遺産に指定された。

欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間11日、2010年の欧州文化首都(europäische Kulturhauptstädte)に、ドイツのエッセン(Essen)、ハンガリーのペーチ(Pécs)、トルコのイスタンブールの三都市を選出したと発表した。

2010年の欧州文化首都は、ドイツとハンガリーから1都市ずつ選出することになっており、それに加えて、EU未加盟国からも1都市選出することができる。

ドイツでは、11都市が名乗りをあげたが、国内選考の結果、エッセンとゲルリッツ(Görlitz)の2都市が推薦された。また、ハンガリーからは、国内選考の結果、ペーチのみが推薦された。

また、未加盟国からは、キエフとイスタンブールが名乗りをあげていた。

選考は、7名の審査委員会により行われた。審査委員会の構成は、欧州委員会の指名によるものが2名、理事会の指名によるものが2名、欧州議会の指名によるものが2名、地域委員会の指名によるものが1名となっていた。

今回審査委員会により選出された3都市は理事会(文化担当)に推薦され、今年後半に理事会が最終的に確定することになる。